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築地市場での、本格的な土壌汚染調査は今回が初めてだった。敷地内の約110地点で、表層から深さ50センチまでの土のサンプルを取り、専門家が分析した。また土壌に含まれるガスの調査もなされたが、1カ所からベンゼンが検出された。この結果は、移転問題に関する小池東京都知事の判断に影響を与えるかもしれない。
市場は、歴史的な場所である今の築地から、新しい場所、かつて東京ガスの工場があった豊洲に移転する可能性がある。当初移転は、2016年11月に予定されていた。
しかし昨年秋に実施された環境分析結果が、地下水に含まれる化学的毒物の量が許容基準を超えている事を示したことで、大問題となった。