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ロシア科学アカデミー東洋学研究所の主任学術員のイリーナ・ズヴャギリスカヤ氏はサウジアラビアがカタールの信用を毀損しようと企んでいるのは明らかと指摘している。ズヴャギンスカヤ氏いわく、こうした2大ライバル国間の軋轢を招いた原因は先に行われたトランプ米大統領の中東歴訪だった。
「このためにテロと関係しているという非難がなされた。テロ幇助を行っているのがカタール一国にとどまらないことは私たちは知りすぎるほど知っている。戦術上、ペルシャ湾岸のスンニー派が牛じる諸国はみんながみんな『ダーイシュ(IS,イスラム国)』を支援し、シリアの中のかなりラディカルな反体制派を支援していたことは周知の事実だ。」ズヴャギリスカヤ氏はこう分析している。
イランの政治アナリスト、ハサン・ハニザデ氏は、カタールがイランとの対話を開始しようとしたことが攻撃的なメディアキャンペーンを招いた最たる原因と指摘している。ハニザデ氏はこのカタールに対するメディア攻撃は当分の間止まないとの見方を示している。