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研究のきっかけとなったのは、サンディエゴで2015年10月に記録された異常な暑さ。研究者の1人、ニック・オブラドービッチ氏が、ポータルEurekalertに語った。
オブラドービッチ氏は、当時、自分を含む大勢の人々が睡眠不足に悩まされたことに気付いた。そして、夜間の気温上昇と睡眠の質の間の法則について考えるようになった。
研究材料となったのは、米住民76万5000人を対象に2002年から2011年にかけて集められた一般的な医療研究データ。研究者たちは、睡眠不足の実例と気象情報を比較した。
結果、月平均気温が1度上回ると、100人中3人が睡眠不足になることがわかった。なお夜間の気温上昇による悪影響は、夏の時期により高まる。
先の報道によると、学者らは、より長く若くいるためには、食事のカロリーを25%下げる必要があると明らかにした。