スプートニク日本
カナダのモントリオール大学のジャン=フランソワ・カリエ氏は「この療法は、糖尿病患者の救いとなるかもしれない。もしこれが糖尿病患者の体内で上手く働いたら、我々は難治性潰瘍による手足切断を回避することができる。また傷の修復を速め、傷が癒える間に傷口から感染する危険性を減らすため、重度のやけどを負った人々を助けることも可能だ」と語った。
糖尿病、HIV、その他の病気では、皮膚のほんの小さな損傷が、大きな問題を引き起こす恐れがある。
傷口から細菌が入ると、手足の切断やその他の危険な手術が必要となる難治性潰瘍ができる。
なお学者たちは最近、難治性潰瘍は、傷が癒える際にその移動を司る細胞の電界の弱まりと関係している可能性があることを明らかにした。
この前、ロシア国立研究工科大学の学者たちが、歯の詰め物に加えることで虫歯の進行を防ぐ特殊なナノ材料を作製した。