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トレハロースはタンパク質の一群である転写因子「TFEB」を活性化させる。TFEBはマクロファージに、動脈に蓄積した脂肪を取り除かせる。マウスを用いた実験では、トレハロースは蓄積した脂肪を30%ほど減らした。
つまり、実験では動脈が柔軟さを失い血圧が高まり、深刻な心臓病や心臓発作を進行させるアテローム性動脈硬化症のリスクが減った。普通、アテローム性動脈硬化症を患っている際、マクロファージは血管の炎症に集中して作用するために脂肪を取り除かない。しかし、トレハロースはマクロファージの働きを強めるだけでなく、全く新しい働きをさせて脂肪を取り除かせるのだ。
トレハロースはキノコやロブスター、エビにも含まれている。1つ注意したいのは、実験で効果が確認されたのは、トレハロースを注入した場合のみで、経口摂取では効果が見られなかった。
この前、学者が、脂肪の膨大な効用を語った。それは何より、免疫機能を高めると発表された。