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この現象は、専門家たちの間で「性向後の憂鬱」として知られている。セックスの最中、快楽や喜びのホルモン「ドーパミン」の生成を司る脳の部分が活性化し、恐怖の感情を司る小脳扁桃の活動が低下する。一方、小脳扁桃の活動はオーガズムに達した後、急激に活性化し、災難に遭った後のように悲しい状態を引き起こす。
性科学者のオレグ・シェフチェンコ氏は「これは素晴らしい休暇を過ごした後、日常生活に戻った人の状態と比較できる」と述べている。
オーストラリアのクイーンズランド工科大学の学者たちは、30%の女性が少なくとも人生で1度は「性向後の憂鬱」を感じ、10%の女性が常にその状態に陥っていることを明らかにした。なお、男性がセックスの後に悲しさを感じる度合いは、はるかに低いという。
先の報道によると、米国の学者たちが、AVの観すぎは男性の精神的問題を引き起こす恐れがあるとの新たな研究結果を発表した。