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ドイツの外務省サイトに15日に公開された共同声明には、新たな制裁がガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の建設の一環でロシアと協力している欧州企業の脅威となりうるとある。さらに、制裁強化は欧州企業の経済的利益や欧米関係に悪影響を及ぼす可能性があるということだ。
同法案により、ロシアによる輸出パイプライン建設に1度でも100万ドル以上投資したり、建設のために設備や技術、サービスを提供した人にたいして、米国大統領は制裁を課す権利を有する。
追加制裁に関する法案には「ノルド・ストリーム2」に関する段落があり、「EUのエネルギー安全保障、中欧・東欧におけるガス市場の発展、ウクライナでのエネルギー改革への破滅的な影響」があるため、米国はこのプロジェクトの実現を妨害し続けていくと書かれていいる。
ガブリエル外相とケルン首相は「欧州のエネルギー保障は欧州の問題で、米国の問題ではない」と強調した。