大使館の塀の中で過ごした5年、アサンジ氏は大使館ベランダでのスピーチ数回を除き外に出ることはなかった。アサンジ氏の弁護士と支持者は、新鮮な空気や散歩、太陽などの欠如からひどく悪化した健康を危惧している。
ウィキリークスが明らかにしたところ、アサンジ氏の跡をつけるために英国は約1900万ポンドの予算を必要とした。
ウィキリークスとアサンジ氏の活動は、どの民主国家の法も破っていないとして、ロシアRTのインタビューでモスクワ大学国際法学部長のアレクセイ・イスポリノフ氏が見解を示した。イスポリノフ氏は、アサンジ氏に対する起訴が言論の自由の侵害の例だとして次のように説明した。
「ウィキリークスの機能は、流出した機密文書の公開にある。これを犯罪とみなすことはできない。サイトの管理者がハッキングに携わっているわけではないためだ。文書は情報源が提供し、アサンジ氏は全てのジャーナリスト同様に、情報源の名字を挙げない全くの権利を持っている。」