米国、北朝鮮渡航禁止を検討 ワームビア氏の死亡で 「拘束した責任を負わせる」=ティラーソン氏

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米政府は19日までに、朝鮮民主主義人民共和国による米市民拘束を防ぐため、観光目的での渡航禁止など対策の検討に乗り出した。トランプ大統領は19日、「法の支配や人間性を無視する政権に無実の人々が捕らわれる悲劇を防ぐ」と決意を強調した。共同通信が報じた。

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オットー・ワームビア氏は2016年1月、北朝鮮への旅行中、朝鮮労働党委員長の金 正恩氏の画像があるポスターをホテルから盗んだ容疑で拘束された。同年3月、北朝鮮の最高裁は国家転覆陰謀罪にあたるとして労働教化刑15年を宣告した。2017年6月13日、ワームビア氏は昏睡状態のまま解放され、帰国したが、一週間後死亡した。

オットー・ワームビア氏が死亡したことを受け、米国内では反発が強まっている。米政府は、北朝鮮が拘束した米市民を「人質」として交渉材料に使うと主張し警戒した。ティラーソン国務長官は「北朝鮮に不当に拘束した責任を負わせる」と語った。

国務省によると、北朝鮮は過去10年に少なくとも16人の米国人を拘束。今も残る3人のうち2人は今年4月から5月にかけて相次ぎ拘束されており、国務省のナウアート報道官は今月15日の記者会見で、省内で渡航規制の検討が4月ごろ始まったと説明した。

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