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オットー・ワームビア氏は2016年1月、北朝鮮への旅行中、朝鮮労働党委員長の金 正恩氏の画像があるポスターをホテルから盗んだ容疑で拘束された。同年3月、北朝鮮の最高裁は国家転覆陰謀罪にあたるとして労働教化刑15年を宣告した。2017年6月13日、ワームビア氏は昏睡状態のまま解放され、帰国したが、一週間後死亡した。
オットー・ワームビア氏が死亡したことを受け、米国内では反発が強まっている。米政府は、北朝鮮が拘束した米市民を「人質」として交渉材料に使うと主張し警戒した。ティラーソン国務長官は「北朝鮮に不当に拘束した責任を負わせる」と語った。
国務省によると、北朝鮮は過去10年に少なくとも16人の米国人を拘束。今も残る3人のうち2人は今年4月から5月にかけて相次ぎ拘束されており、国務省のナウアート報道官は今月15日の記者会見で、省内で渡航規制の検討が4月ごろ始まったと説明した。