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今回の判決は複数の事件のうちに初めて。
朴前大統領周辺の政治・汚職スキャンダルが燃え上がったのは、前大統領が秘書ではなく、親友である崔順実被告に公開前の数十の演説文を渡していたという情報が報道各社が手に入れた後のこと。こうして崔被告は民間人でありながら、国政に介入した。
崔被告は、同国でシャーマニズムの新興宗教団体の開祖となり、1994年に死亡した崔太敏の娘。
崔被告はまた、政治的影響力を用いて圧力をかけ、韓国大企業に対して、自身が実質支配していたとされる文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」への資金拠出を強要した容疑がある。これら財団の口座には52企業と19のビジネスグループから約7000万ドルが振り込まれていた。
検察は11月20日、崔被告を起訴した上で、前大統領自身も「相当部分、共謀関係」にあった疑いがかけられていると発表した。崔被告は逮捕された。崔被告の他、アン・ジョンボム前政策調整首席秘書官とチョン・ホソン前付属秘書官の2人が職権濫用と汚職の罪で起訴された。
白熱したスキャンダルを背景に、前大統領の首席秘書官が総辞職した。世論の圧力の元、内閣も改造された。国内全土で反政府抗議活動が行われた。
韓国国会は12月9日、朴大統領の弾劾を発表した。弾劾の理由は、朴大統領とその友人の崔順実被告をめぐる大規模な汚職スキャンダルだった。
韓国検察は17日、サムスングループ側から約298億ウォン(約28億円)の賄賂を受け取ったとして収賄容疑などで逮捕した前大統領、朴槿恵容疑者を起訴した。