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同大統領府の声明には「米国はアサド体制が化学兵器を使用した別の攻撃を準備している可能性をとらえている。これは罪なき児童をはじめとする民間人の大量殺戮を招くものであり、2017年4月4日に行われた化学兵器による攻撃の前も行動に似ている」と書かれている。
米大統領府はシリアのアサド大統領およびその軍隊が新たな攻撃を行った場合、「代価は高くつくだろう」と指摘している。
4月4日、シリアの反政府勢力はイドリブ県ハン・シェイフン市で化学兵器による攻撃が行われ、この結果80人が死亡、200人が被害に遭ったことを明らかにし、この攻撃はシリア政府軍によるものとして、これを非難した。これに対しシリア政府は攻撃には関与しておらず、化学兵器を使用したことは一度もないとして反論している。
アサド大統領は、ハン・シェイブン市の様子を収めたビデオについて、「ホワイトヘルメット(シリアの民間防衛隊)」によって撮影されたものであり、ホワイトヘルメットがマスクも手袋もないまま救助活動を行っていることは当地でサリンが使われたという説と矛盾すると指摘していた。