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ウォーカー氏によると、ロシアは大会前に、「友好的で良く組織された全体的な練習試合」を保障することで不安を和らげた。ロシアがホスピタリティを示すために尽力したことは、最初の試合から明らかだったという。
ウォーカー氏は、「チケットを持ったファンは誰でも、ロシアの入国査証(ビザ)取得のための面倒なプロセスを避けることが出来た。また、笑顔のボランティアが空港や駅の至る所にいて、スタジアム行きの無料交通機関までの生き方を教えていた」と述べる。さらに、試合開催都市における英語での印は、観光客が迷子にならないよう助けになったという。
ロシアに来たサッカーファンは幸せに見え、深刻な問題には出くわさなかったようだとウォーカー氏は指摘する。
大会の決勝戦終了後、優勝したドイツ代表の監督ヨアヒム・レーヴは大会組織に対してロシアに感謝した。
「ロシアにありがとうと言いたい。あなたたちは素晴らしい主人で、これほど大きなトーナメント組織を上手くやってのけた。ドイツ代表は様々な都市やアリーナでプレーしたが、どこでも私達のために例外的な条件が作られていた。大会も素晴らしく組織されていた。ロシアは非常に興味深い人々の国だ。私たちは、このような喜ばしいおもてなしに感謝する。」
これより前、英BBCは、英国のサッカーファンらが2018年にロシアで開催のワールドカップへの渡航を警戒している様子を写した映画を公開した。映画ではロシアのサッカーファンは2016年にマルセイユで開催のUEFA欧州選手権で起きた暴動の真犯人に仕立て上げられており、暴力的なイメージが英国人サッカーファンらに吹き込まれている。これに対抗してロシアのサッカーファンたちは、この手の煽動に負けるなとの呼びかけを動画に撮影した。