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この日、ストラスブールでマルタのジョゼフ・ムスカット首相がEU(欧州連合)の議長国としての活動を総括したものの、議場に集まったのは751人の議員の内わずか30人程度。
ユンケル氏は、欧州議会議員らのこの出席率の低さは事実上マルタに対する軽蔑を示したに等しいと指摘した。
「想像するのは難しいが、ムスカット氏がメルケル氏だったとすれば、あるいはこちらのほうがより想像しやすいが、マクロン氏であったならば議場は満席だっただろう。欧州議会は完全に馬鹿げた状況になっている」とユンケル氏は批判した。
この発言に対し欧州議会のアントニオ・タイヤーニ議長は強く反論した。「ユンケル氏は欧州議会を批判することはできる。しかし指摘しておくが、欧州議会を監督しているのは欧州委員会ではない。全くその逆である」とタイヤーニ氏は論駁した。
一方ユンケル氏もこれに反応し、誰にも欧州委員会の監督などできない、というのも議場には全部でほんの少人数の議員しかいないからだ、とやり返した。BBCが伝えた。
先に伝えられたところでは、欧州委員会のユンケル委員長は、ロシアメディアのインタビューで、ロシアとEU間の関係を回復する必要があると述べた。