スプートニク日本
ちょっと前、世界を仰天させたのが立方体のスイカ。不思議な果物を写した写真は瞬く間に地球を駆け巡り、こんなものを作ろうとしてしまう日本人農家のクリエイティブ志向に皆が息をのんだ。珍しいものには目がないのはロシア人も同じ。数日後にはこの四角スイカはロシアの高級スーパーの店頭に登場したものの、その目の玉の飛び出るような価格から、これは商品というよりは美術館の展示物、または一度は目にしたい観光名所的な役割を演じている。
ボローニャの「すいかパン」マジおススメ pic.twitter.com/mevugvM5s9
— リリアナ (@lilianaxxxxxx) 4 июля 2017 г.
このスイカよりも遥かに先を行ってしまっているのは日本のスイーツだ。ロシア人には到底考えられないことだが、日本人は四角スイカのそのまたパンバージョンを作ってしまった。しかもこの食べ物が我々に視覚的に強いてくるのは「ゼン(禅)」問答にも似た状況。一体、対峙しているのはパンなのか、スイカなのかという。
Square Watermelon Bread? What?— https://t.co/NgFFAHvhZg pic.twitter.com/lLnEuZBYDn
— Voide (@voidenews) 31 марта 2016 г.
SQUARE WATERMELON BREAD!!
— Pee-wee Herman (@peeweeherman) 25 июня 2015 г.
LOOK: http://t.co/qu54NHoZ0R pic.twitter.com/5mpIT22Uu9
凝り性の日本人は単に形を真似るに終わらない。このスイカパンには本物のスイカ果汁が使われており、種に似せているのはチョコレートだという。このスイカパンを味わうことのできた幸せ者たちは果汁、パン、チョコの組み合わせは「結構イケテル」という感想を漏らしている。
それにしても日本の飽くなき発明頭脳よ、どこまで行く?