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この会談でプーチン大統領はウクライナ紛争の原因についての自らの見解を説明するとペスコフ報道官は補足した。プーチン大統領はまた、ウクライナ紛争を正常化するためにはミンスク合意の遂行が不可欠だということに重点を置く。「煽動を停止させるための措置はどうしても講じなければならない。ウクライナ軍側からは残念ながらこうした煽動が行われている。」
プーチン大統領はこのほかにもシリアにおける露米相互行動にも触れる。
ガーディアン紙によればトランプ大統領もロシアに提示できる譲歩のリストを作成するよう大統領府すたっぷに指示を出している。
雑誌「外交政策」はシリア正常化についての米国の立場は変わる可能性があると指摘している。特に米国側は「ダーイシュ(IS,イスラム国)」との戦いのみに集中し、アサド大統領の今後についてはロシアに判断をゆだねる可能性が指摘されている。
これより前、ハンブルグで開催されるG20サミットの非公式会合のテーマは、国際テロリズムを含む世界の脅威となるとG20のロシア側シェルパのスヴェトラーナ・ルカシ氏が明らかにした。