隕石製の流星刀、龍宮神社へ奉納 作成にはロシアの隕石剣へのあこがれ【写真】

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北海道開拓に寄与した榎本武揚が隕石から作らせた刀「流星刀」が、榎本の建立した龍宮神社に奉納された。代々榎本家に伝わってきたもの。北海道新聞が報じた。

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流星刀は、富山県で見つかった隕石「白萩隕鉄」から作られたもので、計5本作成された。
小樽市総合博物館の大鐘卓哉学芸員によると「隕石からつくられた刀は、日本には流星刀以外に個人所有の1本があるだけだと思われる。非常に貴重な資料で、それが小樽に保管されることはすばらしい」と述べる。

榎本はロシアに行った際に鉄隕石製の刀剣を見てあこがれ、研究を進めていたという。

ひ孫の榎本隆充さん(82)は、流星等の存在などを多くの人に知ってもらいたいと考えて奉納を決定。「龍宮神社は武揚と深いゆかりがある。流星刀の保管場所としてもっともふさわしいと感じて寄贈を決めた」と述べた。

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