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「火星表面に生命体」は不可能 研究者の最終判決

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生命にとっての2つの「敵同盟」のため、火星表面に生命は存在できない。それは、紫外線と過塩素酸塩だ。論文は科学誌『Scientific Reports』に掲載された。

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英エディンバラ大学の研究チームによると、2008年に火星で検出された過塩素酸塩は、火星の条件下で紫外線を与えたところ、10倍以上の速度でバクテリアを殺傷した。このことから火星表面での生命存在は非常に困難で、多くのバクテリアは50秒から60秒以内に死滅する。

実験で火星の紫外線量を再現し、一般的な土の化学組成を完全に再現した土壌で微生物を育てたところ、詳細が明らかになった。過塩素酸塩、酸化鉄および過酸化水素のもとで微生物に紫外線を当てたところ、有毒な混合物が発生して、単体でも生命にとって有毒な過塩素酸塩単独のときよりも10倍以上早くバクテリアは殺傷された。

チームは、火星表面が思ったよりも生存に適していないと明らかになったと指摘した。

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