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鄭女性家族部長官は広州市で開幕した慰安婦に関する展覧会を高く評価する一方、交通の便が理由で来館者が集まりにくいと指摘。
「我々は戦争によって蹂躙された人権の記憶を永遠にとどめるために日本軍に慰安婦として働かされた女性を記憶する博物館をソウルの便利の良い場所に作りたい」として新たな博物館は女性の権利の擁護者らおよび戦争被害者のメッカとなるものだと語った。
鄭部長官のこの声明は元日本軍従軍慰安婦の韓国人女性らが暮らす施設を訪問した際に行われたもの。博物館建設の候補地としてはソウル龍山区の韓国中央博物館付近が挙げられており、鄭部長官は、近く土地分与を検討する話し合いに取り掛かる意向を示している。
韓国にはすでに2012年に元従軍慰安婦を記憶する私立の博物館としてソウル特別市に「戦争と女性の人権博物館」が建設されている。今回の博物館は韓国が国として設立構想を出した初めての例。
なお、先に伝えられたところでは、5日、韓国で米軍が撮影した慰安婦の映像が初めて公開された。