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「月宮」は北京航空航天大学内に設置された面積160平方メートルの隔離された密室。このタイプの実験施設としては中国で初めてのもので、世界では3番目の生物再生生命維持施設となっている。
北京航空航天大学では現在、月面での365日間の連続滞在を目指し、その生活条件をシミュレーションするプロジェクトが実行されている。9日には、4人の志願者からなるグループがこの施設での60日間に及ぶ滞在実験を終えており、200日間の滞在をシミュレーションする段階を経て、次の105日間続く実験がスタートする予定だ。
研究グループは、このような実験によって月面の長期ミッションの際に人間にとって何がまず第一に必要となるのかという課題の究明がより大きく進むと語っている。