柴犬もロシア人に愛され、大人気だ。この明るくエネルギッシュな犬種は、外見は秋田犬に似ているが、大きさは秋田犬よりもはるかに小さい。ロシアでどのように日本犬の繁殖が行われているのかを読者の皆様にお伝えするため、スプートニクはモスクワ州の柴犬ブリーダー「アクーロワ・ゴラ」を訪れ、オーナーのリュボフィ・ウワロワ氏とエレーナ・クレントフスカヤ氏に話を聞いた。
スプートニク:いつ、どうして日本犬を飼育しようと決めたのですか?
エレーナ:私たちが最初に飼った柴犬はポーランドから連れてきたものです。この子はもう14歳で、引退していますが、今でも明るく元気です。私たちは毎年、この子の誕生日を祝っています。この子が初めて私たちのところにやってきたとき、私たちはこの子に大喜びし、私が自分で飼うことにしました。日本人は類い稀なる民族で、犬までもが特別です。私はあまりにも自分の柴犬に魅了されたため、徐々にオフィスでの仕事をそっちのけにして、犬に携わる仕事をするようになりました。柴犬は適度に活発で、適度に落ち着いており、何もかもが適度に揃っています。柴犬といると、犬を飼っているというよりも、犬が自分と一緒に暮らしているのだと感じさせられます。
スプートニク:日本に行ったことはありますか?何が一番良かったですか?何が一番記憶に残りましたか?
エレーナ:私たちは一度、東京へ行きました。まず驚いたのは、空気がきれいで澄んでいること、車の流れがゆったりとしていて、自転車もゆったりと動いていて、誰もが自分の用事をするために整然と移動していることです。地下鉄の車両に乗り込むときでさえ、列に並ぶのです!私にはとても快適でした。そして、東京の公園の素晴らしいこと!人工島にも行き、8キロメートルの海底トンネルを通りました。人工島を訪れたのは夜でしたが、周りには潮騒が聞こえ、飛行機が飛んでいました。とてもきれいでした!帰国を控えた日の夜、私たちは夜の東京を散歩し、お寺に行ってお賽銭を投げました・・・私は日本から3頭の仔犬を連れて帰ることになっており、すべて上手くいくようにお祈りしました。
スプートニク:日本から仔犬を連れて帰ったということですが、どういったブリーダーだったのか、読者のみなさんに教えていただけますか?
リュボフィ:私たちの仔犬はほぼすべて、日本のひとつの犬舎から譲ってもらったものです。神奈川県にある「シライ犬舎」で、ブリーダーは白井孝児さんです。彼は秋田犬を扱っており、奥さんが柴犬の繁殖を行っています。彼とはすぐに仲良くなりました。彼のおかげで、私たちは日本犬保存会に入会できたのです。
私たちは秋田犬を飼いたがっていた友人のために、この犬舎から女の子を連れて帰りました。その犬がフィンランドで開催された国際コンクールで優勝し、100頭の中で1位になりました。日本からロシアに犬を連れて行くことは極めて困難なため、私たちはこの業界の実質的なパイオニアでした。
スプートニク:ロシアで柴犬はどの程度人気なのでしょうか?人気に変動はありますか?
エレーナ:ロシアでは今、柴犬の人気がピークだと思います。柴犬が人気なのは、表情がとても面白く、とても面白い声を出すからだと思います。柴犬は、犬を感じようとする人には向いていますが、犬に命令しようとする人には向いていません。この犬種は強い意志を持った性格で、人間が犬を調教するのではなく、犬が人間を調教するのです。
スプートニク:最後に、どのようにして犬の名前を決めているのか教えてください。
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