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HRWは声明で、「イラク兵と連邦警察が捕虜たちを殴り、殺害する様子を撮影したものとみられる」動画があると指摘。
AFPが伝えられたところ、動画の一つには、イラク軍の制服を着た男たちが、被拘束者の男性を殴った後に、崖から投げ落とし、この男性と崖下にいたもう一人の人物を撃つ様子が撮影されていた。
GRAPHIC CONTENT WARNING: Executing the ISIS way, a video allegedly shows ISF executing IS fighters, throwing them, then shooting in Mosul. pic.twitter.com/PkgX5klXy0
— Mosul Eye عين الموصل (@MosulEye) 12 июля 2017 г.
HRWのイラク担当上席研究員、ベルカス・ビレ氏は「モスル西部の戦いが終わるまでの数週間、できるだけ早く戦闘を終結させたいという兵士たちの願望を、私はじかに目にした」と語り、兵士らは「戦争法規の順守をないがしろにするようになった」ようだったと指摘した。ビレ氏は、イラク政府に違反行為に対する捜査を行うよう要求したという。
イラクのアバディ首相は9日、テロ組織「ダーイシュ」(IS、イスラム国)が制圧していた同国北部モスル奪還作戦の勝利を宣言した後も、モスル旧市街のわずかな場所に残るIS戦闘員との戦闘を続けた。