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同国では7月19日より薬局で国家の規制のもとにマリファナの販売が開始された。薬局での末端価格は1グラムあたり1ドル30セントで非合法のディーラーから入手するよりも安い。ウルグアイ政府は今回の合法化でマリファナの非合法販売者の手にわたる報酬を年間700万ドルカットできると見込んでいる。
ウルグアイのマリファナ製造も国家の規制下に置かれる。
ウルグアイに続いてカナダもマリファナの栽培、販売日の合法化に踏み切ろうとしており、年内にも法案が提出される運びとなっている。
米国では数州でマリファナが合法化されているものの、連邦法レベルでは依然として非合法の位置づけ。
マリファナなど作用が軽いとされる麻薬の所持ないしは使用は一連の国では取り締まりが緩く、重い犯罪にはならない。そうした国としてはスペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、英国、ドイツ、チェコ、マルタ、ルクセンブルク、エクアドル、メキシコ、コロンビア、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ベネズエラ、カンボジア、チリ、ジャマイカ、オーストラリアが挙げられており、ひょっとすると朝鮮民主主義人民共和国もこのカテゴリーに入っているかもしれない。北朝鮮の麻薬に関する法律は外の世界には未知のままだからだ。
マリファナを医療行為で用いているのがイスラエル、デンマーク、オーストリア。
大多数の国ではマリファナの所持、拡散、栽培は刑法に触れる犯罪とされており、短期の禁固刑が科されることもある。麻薬問題の解決にラディカルな方策を講じる国もある。