埼玉少女誘拐 公判で「お腹が空きました」と寺内被告

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埼玉県朝霞市の少女(16)が去年3月、2年ぶりに保護された誘拐事件で、未成年者誘拐と監禁致傷、窃盗の罪に問われた寺内樺風被告(24)の論告求刑公判が25日、埼玉地裁で行われた。寺内被告は、松原里美裁判長に最後に一言聞かれた際、「お腹が空きました」と返答。産経新聞が報じた。

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寺内被告は2014年3月10日、朝霞市で当時中学1年の少女を誘拐し、去年3月まで千葉市や東京都中野区の自宅で、玄関の外側にかんぬき錠を付けるなどして監禁していた。

産経新聞によると、検察側は懲役15年を求刑。公判の最後に松原裁判長から8月29日の判決公判に出廷するよう求められると、寺内被告は「頑張ります」と答えた。

寺内被告はこれまでの公判で反省せずに、罪の重さの認識を聞かれると「車や美術品を盗むより断然軽い罪と思っていた」など返事していた。

少女の両親は25日「犯人は自分が犯した罪に向き合っておらず、罪を反省することもせず、どこまで逃げるつもりでしょうか」「法廷での発言内容も腹立たしいものばかりで、到底許せるものではありません」と弁護士を通じてコメントを発表した。

先に報じられたところ、兵庫県警西宮署は23日、元交際相手の男性を殺そうとしたとして、殺人未遂の疑いで、大学2年生の女(20)=兵庫県西宮市田代町=を現行犯逮捕した。

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