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2017年1月、このウイルスを最初に発見したのは、マルウェア対策ソフトを製作・販売している「マルウェアバイツ」社の専門家らだった。その後すぐにアップル社はmacOSの弱点を修正するセキュリティーパッチを配布した。
Wrote C&C server to analyze🍎-virus for @BlackHatEvents/@defcon talk. Took over a C&C addr & 100s 🤒💻 (90% in 🇺🇸): 'hi, task us'👮now involved😱 pic.twitter.com/DxS1y8KYZB
— patrick wardle (@patrickwardle) 21 июля 2017 г.
サイバーセキュリティ会社「Synack」の専門家、パトリック・ウォードル氏によると、有害なプログラムの変種の一つである第2世代の「フルーツフライ」は、デスクトップのスクリーンショットを撮影したり、キーの入力を記録したり、ウェブカメラを使って写真を撮ったりできた。そして「フルーツフライ」はどのウイルス対策ソフトでも特定できず、個人用のものも含め少なくとも数百台のコンピューターに被害を及ぼすことになった。
誰が何の目的でこのウイルスを作成したのかは明らかになっていない。ただ、犯人の動機は金銭目的ではないとみられる。というのも「フルーツフライ」のプログラムにはクレジットカード等の情報を盗み取ったり、利用者を恐喝したり、身代金を要求する機能はないからだ。ウォードル氏によると、「フルーツフライ」はスパイ活動とウェブカメラを使った覗き見を目的に開発されたものである。
先に伝えられたところでは、ロシアのコンピューターセキュリティー会社「カスペルスキー」は全世界からアクセス可能なアンチウイルスソフト「カスペルスキー・フリー」を発表した。