英の安楽死検討の乳児が死亡 1歳の誕生日目前

© REUTERS / Neil Hall英の安楽死検討の乳児 が死亡 1歳の誕生日目前
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難病を患い、病院から安楽死させなければならないと勧められていた英国の生後11カ月の男児チャーリー・ガードちゃんが28日、ホスピスで死亡した。1週間後の1歳の誕生日を迎えられなかった。母親は「彼のことを誇りに思う」と声明を出した。英メディアが伝えた。

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チャーリーちゃんを巡っては英国の医師らが、治療できる見込みがなく、安楽死させなければならないとして、両親が衝撃を受ける事態となっていた。米国の医師らはこの診断に同意していなかった。先週、チャーリーちゃんに米国籍が与えられた

共同通信によると、ローマ法王やトランプ米大統領がチャーリーちゃんの支援を表明、注目されていた。法王はツイッターで「父なる神にチャーリーちゃんを託しました。両親と彼を愛した人たちに祈りをささげます」と語った。メイ英首相も死を悼む声明を出した。

チャーリー君は、筋肉と大脳が侵される「ミトコンドリアDNA枯渇症候群」という病気を患っていた。両親は米国での実験的治療に望みを託し、移送と治療を求めて裁判で争っていたが、米国で治療を受けるには遅すぎることが判明、24日に法廷闘争を断念した。チャーリーちゃんは27日、ホスピスに移され、人工呼吸器を外された。

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