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ワクチンの開発にあたって、免疫療法の手法が利用された。「化学療法や放射線療法といった、腫瘍性疾患の標準的な治療法には多くの副作用があり、健康な組織が死んでしまうこともある。一方、免疫療法には強い副作用がなく、人体そのものが持つ力を腫瘍と戦うために発揮させるという特色がある」とオレグ・マルコフ研究員は述べている。
ワクチンは以下の方法で使われる。患者から末梢血を採取し、そこから未熟樹状細胞を取り出し、様々な腫瘍の抗原を取り込ませることにより樹状細胞を成熟させ、その後体内に戻す。この方面の研究では、いかに樹状細胞に抗原を効果的に取り込ませるかが未解決の問題として残っている。
現在、研究グループはこの課題に取り組んでおり、既にマウスを使ったワクチンの実験には成功している。
先の報道によると、普通のウコンで脳のガン細胞を大量破壊させる分子の生成ができることが研究で明らかにされた。