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コナシェンコフ報道官は、記事では「秘密」組織の死亡した「契約者」たちの神話が伝えられていると強調し、ロシア国防省は、同記事を依頼し、記事の準備を「手助けした」のが誰なのか分かっていると指摘、「シリアで死亡したロシア兵士の『秘密の』埋葬というものは過去にも今にもない。軍さらにはシリアでの作戦に関係のない人々を彼らに見せかけようとする試みは、最初から最後まで(すべてが)偽りである」と述べた。
先にロイター通信は、シリアにおけるロシア兵の死者数が増えているとの記事を掲載した。公式情報によると、シリアでは今年初めからロシア兵10人が死亡したが、メディアは少なくともロシア兵40人が死亡したと報じている。ロイター通信は、そのうち21人が民間の軍事専門家、17人が軍人、残り2人は不明と伝えた。
ロシアの介入がなければシリアという国はもはや存在していないシリア内戦が5年以上続いている。国連の推計では、既に40万人以上が死亡。2300万という全人口の半数が住む家を追われた。そんなシリア紛争に、グローバルなテロの脅威を背景に、ロシアが参戦したのは、ちょうど1年前のこと。シリアのアサド大統領はプーチン大統領に対し国内におけるテロとの戦いへの支援を要請。このときロシアの支援はロシア航空宇宙軍によるシリア軍の空中支援に限定された。シリアにおけるロシア地上軍の使用は排除された。米国の不満や危惧をよそに、ロシアの攻撃は正確で、ダーイシュ(IS)に大きな損害を出した。