共産党痛烈批判のチャットボット、中国ネットから削除

© 写真 : Pixabay人工知能
人工知能 - Sputnik 日本
サイン
中国IT大手のテンセントは、人工知能のチャットボット「XiaoBing」 (Microsoft)と「BabyQ」(Turing Robot) が共産主義への嫌悪感を現したため削除した。ファイナンシャル・タイムズが3日報じた。

独自言語を開発して会話を始めたロボット、フェイスブックが処分 - Sputnik 日本
独自言語を開発して会話を始めたロボット、フェイスブックが停止
スプートニク日本

ボットの「非愛国的」な態度に気づいたのは、中国版ツイッターの「Weibo」ユーザー。人工知能のボットは中国共産党が「腐敗」し「無能」だと指摘した上、民主主義に肯定的に反応し、習近平国家主席の唱える中国の夢とは「米国への移住」だと応えた。

これはファイナンシャル・タイムズの関係者によっても確認されている。中国共産党が好きかとの質問に「BabyQ 」は否定的な答えを出し、「XiaoBing 」は月経だとして休憩を提案した。

テンセントの代表は、これらボットがサードパーティによる開発品であるほか、設定後に再び中国ユーザーが利用できるようになると指摘。専門家によると、チャットボットの「非愛国的」な行動に影響を及ぼしたのは、ツイッター上の交流。人工知能は「すべての会話をピックアップし、然るべく答える」のだという。

関連記事

人工知能が人類を超える日が明らかに

人工知能の未来とは?ロボカップ世界大会、ロシアチーム過去最多参加

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала