米国、ワナクライから世界救った「英雄」を逮捕

© AP Photo / Frank Augsteinマーカス・ハッチンズ
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身代金要求型ウィルス「ランサムウェア」の世界的拡散を1人で止めたセキュリティ専門家のマーカス・ハッチンズ容疑者が米ラスベガスで、連邦捜査局(FBI)に拘束された。昨日の英雄は金融機関を対象としたトロイの木馬「クロノス」作成の疑いが持たれている。ハッチンズ容疑者の友人は、容疑者の居場所をつかめていない。同僚は、米法務省が大きな間違いを犯したと見ている。ニュースサイト「Metro」が報じた。

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英国籍のハッチンズ容疑者は、7月ラスベガスで開かれたセキュリティ関係のコンフェレンスに参加し、帰国する途中に空港で拘束された。

銀行口座など個人情報を盗むマルウェア拡散に関わった疑いがあるという。ハッチンズ容疑者は逮捕が明らかになる前に勾留されていた。親族や弁護士との連絡を取らされていないという。

ハッチンズ容疑者の母親は息子の関与を信じず、連絡を取ろうと試みている。スプートニクが報じる。母親は、息子がむしろサイバー攻撃対策に空いた時間を費やしていたと主張する。

英外務省は、これは、ハッチンズ容疑者を支援し、米国当局と接触していると発表した。

米国は、ハッチンズ容疑者の捜査はワナクライの攻撃前に始まっていたもので、そのウイルスとは一切関係ないと発表した。

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