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これより前、6月、ゴールディーはポッドキャストの番組「Distraction Pieces」のインタビューでバンクシーのアートについて「Tシャツにバンクシーと太字で印刷すれば出来上がり。売ることだってできる。ロバートへの敬意を込めて、彼は輝かしいアーティストだと思う。彼は芸術の世界をひっくり返した」と述べた。ゴールディーはこの発言の後、口をつぐみ、話題を変えた。バンクシーをロバートだと呼ぶことで、バンクシーが実はロバート・デル・ナジャだと間接的に裏付けていると、テレグラフが強調した。
同サイトによると、バンクシーはゴールディーの発言が正しいと言えるかとの質問に対して、否定的な答えを出した。
「身元は隠すことを選ぶ。俺は芸術を早く創り出す。そしてみんながそれに気づいて、これが俺だって気づくように作品を機知に富んだままで置いておきたい」
バンクシーは、「ストリートアートの何より顕著で息をのむような作品は匿名の才能によって作られる」と指摘した。
去年、英紙インディペンデントはバンクシーの本名はロビン・カニンガムでブリストルの公立学校の卒業生だと主張していた。
多くの専門家たちはバンクシーが世界のストリートアートや政治運動の代表的な存在だと考えている。カニンガムさんの作品はバンクシーの名のもとに発表され、中には100万ドル以上の値がつけられるものもある。