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キュリオシティの作業開始日は2012年8月6日。その日から、キュリオシティはかなりの距離を踏破し、地球に火星からの素晴らしい写真を多く贈った。
キュリオシティの動力源は放射性同位体熱電気転換器(RTG)。プルトニウム238の崩壊熱から電力を得る。
RTGは少なくとも14年間稼働し、14年後には発電量がわずかに下がり始める。キュリオシティの「燃料」は長い間足りるということだ。火星の埃の中っぽい環境での作業に耐えられなかった様々な機器がダウンし始めるほうが格段に早い。そのうえ、キュリオシティのアルミホイールがすでに崩壊し始めている。火星には大気がないため、尖った石が非常に多い。
とはいえ最初の5年、キュリオシティは深刻な損失なしに機能し、火星での運行をこれからも続け、研究者には希少な情報を、市井の宇宙愛好家には興味深い発見と美しい写真を贈って喜ばせると期待できる。