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中国側は、8日に発表された日本の「防衛白書」について、560ページ中34ページが「中国の国家防衛システムに関する無責任な注釈である」と指摘している。
呉謙報道官はまた、日本は「防衛白書」で、中国が南シナ海および東シナ海で現状の変更を試みているとして中国を非難しているが、実際に地域の現状や安定性を乱しているのは日本であり、日本は絶えず軍備を拡充し、はっきりとした目的意識を持った軍事配備を進めていると主張した。
呉謙報道官は、中国は「日本が歴史を解釈し直し、事実を尊重し、中国に関して国際社会を欺くのを止めることを改めて求める。誤った道を進み続けるべきではない」とも述べた。
先に伝えられたところでは、中国の王毅外相は7日、フィリピンでの東南アジア諸国連合(ASEAN)との外相会議に合わせて、河野外務大臣と会談し「率直に言って失望した」と語ったことについて、南シナ海の問題をめぐり、不快感を表した。