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マクフォール氏によると、露米関係改善の試みが失敗した「責任」は、米大統領とロシア大統領両氏にある。トランプ大統領は「プーチン氏と仲良くなりたい」と述べたが、具体的な解決策は何も提案しなかった。ロシアに関するトランプ大統領の計画はあまりにも「抽象的」だったため失敗したという。
トランプ大統領は、ロシアに関する話し合いに議員を招くこともなければ、彼らに自分の意図を説明することもなかった。さらにトランプ大統領は、欧州のパートナーに相談することなく、軽率に行動した。
マクフォール氏は「現在の制裁の責任を負っている人物は、トランプ大統領だ。彼は同問題にあまり真剣に対応しなかった」と強調した。
またマクフォール氏は、プーチン大統領も状況を改善するために自らホワイトハウスに一定の譲歩を行うべきだったと考えている。そのようなポジティブな行動の一つとして、ロシアの子供と米国人の養子縁組禁止を解除することができたはずだという。だがプーチン大統領は、この禁止を解除しなかった。