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1959年というかなり以前の時代に初めて運用が開始されたにもかかわらず、ミグ21は多くの近代的な戦闘機に対し優位性を保っている。同誌の著名な評論家であるロバート・ファーリー氏によると、最新式の戦闘機ですら、ミグ21と比べてより機動的に、あるいははるかに高速で飛行することはできないという。
同誌はまた、ミグ21は飛行速度がマッハ2(マッハ1は音速、即ち時速1200キロに等しい。マッハ2は時速2400キロ)に到達する能力があり、ミサイルを2発から6発搭載できるとしていて、この能力は現在でも多くの国々の軍隊による要求をすべて満たすことができるという。ミグ21は整備についても、比較的安価に、素早く、簡単に行うことができる。そのため地域を偵察したり、敵を爆撃するといった作戦を最大限効果的に行うことが可能だ。
現時点で、NATO加盟国のルーマニア、クロアチアを含め18カ国の空軍で使用されている。
ファーリー氏の予測では、ミグ21は少なくとも2059年まで、場合によっては2070年まで、多くの国々で配備され続けることになる見通しだという。