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しかし、米ボイシ州立大学の研究者は頻度計算に成功。「悪魔」登場後に起きる、気圧と風の動きにおける急激な変化を追ったのだ。
測定によると、この埃の渦は、以前考えていた10倍の頻度で起きており、そのサイズは100メートルの他、10~20メートルでもあり得る。これは実質的に、火星表面の毎平方キロメートルに少なくとも1匹の「悪魔」が存在していることになる。
研究者によると、将来の火星探検隊にとって大きな危険になる可能性がある。埃粒子による摩擦は火星の乾いた大気では強力な電場を生み出し、着陸船や宇宙服、他の機器のエレクトロニクスを傷つける可能性があるためだ。
それより前に日本と米国の学者たちが、30年以上前に提唱された火星の珍しい地形の起源を説明する「唯一の衝突の仮説」を証明した。