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フランスでは7月だけでおよそ4万8千個のこうした危険な卵が売られていた恐れがある。
7月末、ベルギー、オランダ、ドイツの店舗で売られる卵に殺虫剤フィプロニルが混入している事実が明らかになった。フィロプロニルは鶏のダニ駆除に用いられている。この実態を受けて消費市場向けの卵を生産する養鶏場でのフィロプロニルの使用は禁止され、ベルギーとオランダでは検察が捜査に乗り出した。
フィロプロニル自体には発がん性はなく、人体に変異原をもたらすわけではないものの、神経細胞に特異的な作用をもたらしうる毒がある。フィロプロニルを大量に摂取すると吐き気、嘔吐、頭痛、麻痺が起きる。