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華春瑩報道官は、「中国と米国の強力は2国の国益尊重と危惧を基に樹立されるべきだ。朝鮮半島の核問題と貿易経済問題は異なる領域にある。中国と米国は両方向での協力を強める必要がある。この問題の1つを他の問題への圧力の道具として用いることは全く容認できない」と述べた。
そのうえで、「貿易戦争のゲームには未来はなく、二重の損失のみをもたらす」と主張した。
さらに「中米関係の重要さを考慮して、中国は経済と貿易関係の健康的で安定した発展に向けて、相互尊重と同権、利益を基に米国と努力する用意がある」と述べた。
これに先立ち米政治専門メディアのポリティコがトランプ政権の高官の話をもとに、米国の知的財産権侵害と技術移転の強制に関して、トランプ大統領が14日にも中国の調査を始めるよう呼びかける予定だと報じた。
トランプ大統領は1974年に制定された「通商法301条」を用いる予定だという。この条項により米国は一方的に、関税引き上げなど輸入障壁を導入できる。
NHKによると、華春瑩報道官はさらに、世界貿易機関(WTO)の加盟国が貿易上の措置をとる場合には、その規則を遵守するべきだとして、トランプ大統領の目論見を牽制した。