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ビデオでは数人の旅行者が垂直な斜面の岩に打ち込まれた鉄の杭のはしごを伝い、岩肌にぶらさがる鎖につかまりながら、そろそろと用心しながら降りていく様子がわかる。
黄山は中国では聖なる秘境に数えられており、仏教、道教の教えに従う人々に聖地としてあがめられている。垂直に切り立った断崖は最高峰が高さ2130メートル。危険極まりないクライミングとしてあまりにも有名。
この「死のトレイル」の大部分は手すりも柵もなく、単に幅の狭い木の板が並べてあるだけの状態。ここを通り抜けるには岩肌に打ち込まれた鎖につかまって進む以外ない。黄山の登山で年間どれだけの数の死者がでているかについては公式的な情報はないものの、一説には年間平均100人はこの山に命をとられているとされている。デイリーメールが報じた。