米国はアフガンから撤退するか? 専門家の見解

© AFP 2023 / Martin Bureau米国はアフガンから撤退するか? 専門家の見解
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ザミール・カブロフ露大統領特別代表アフガン担当が、米国はアフガニスタンから軍を撤退させ、失敗に終わった軍事キャンペーンに終止符を打つべきだという声明を表したことをうけ、中東および中央アジア諸国研究センターのセミョン・バグダサロフ所長はこれに次のような見解を示している。

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「米国のアフガンからの撤退をロシアが急がせたことは一度もない。だが米軍は大したことは何もできなかったかったのだから、撤退するならばさせればいい。米国のアフガンキャンペーンは完全に失敗に終わった。」カブロフ露大統領特別代表は14日のイズヴェスチヤ紙からのインタビューにこう語っている。

このカブロフ代表の声明に対して、バグダサロフ所長は「米国はアフガンから自国軍を撤退させることは決してない。現在アフガンにいるのは米兵が1万2千人あまり、NATO軍兵士は数百人だ。彼らはヘルマンド州(南部)に3千から5千人の海兵隊を派兵する計画だった。現在数百人が派兵されており、このほか民間の軍事会社も投入されるかもしれない。段階的に2万から2万5千人まで増やされるだろう」との逆の見解を表している。

バグダサロフ氏は、アフガンは戦略的に重要な位置にあり、ここからイランへ、新疆ウイグル自治区へ、中央アジア、パキスタンへと作用することができると指摘。

米国は9・11同時多発テロへの報復として2001年10月、アフガンへの軍事介入を開始した。

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