スプートニク日本
「米国のアフガンからの撤退をロシアが急がせたことは一度もない。だが米軍は大したことは何もできなかったかったのだから、撤退するならばさせればいい。米国のアフガンキャンペーンは完全に失敗に終わった。」カブロフ露大統領特別代表は14日のイズヴェスチヤ紙からのインタビューにこう語っている。
このカブロフ代表の声明に対して、バグダサロフ所長は「米国はアフガンから自国軍を撤退させることは決してない。現在アフガンにいるのは米兵が1万2千人あまり、NATO軍兵士は数百人だ。彼らはヘルマンド州(南部)に3千から5千人の海兵隊を派兵する計画だった。現在数百人が派兵されており、このほか民間の軍事会社も投入されるかもしれない。段階的に2万から2万5千人まで増やされるだろう」との逆の見解を表している。
バグダサロフ氏は、アフガンは戦略的に重要な位置にあり、ここからイランへ、新疆ウイグル自治区へ、中央アジア、パキスタンへと作用することができると指摘。
米国は9・11同時多発テロへの報復として2001年10月、アフガンへの軍事介入を開始した。