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ロシア消費監督庁が引用した米アリゾナ州保健省の資料によると、7月から8月の期間で腺ペストのため複数の野犬が死亡した。またニューメキシコ州の獣医局は、同州における今年初から8月11日までの地域における腺ペスト感染事例として、リス22件、人間3件が記録されたことを公表。
米疾病予防管理センター(CDC)の報告書によると、国内では同様の感染事例が毎年平均で約7件登録されており、その多くはアリゾナ州とニューメキシコ州で認められている。ロシア消費監督庁は、渡航者に対しこの状況を鑑みて渡航計画を立てるよう推奨している。
ネズミに寄生するノミが媒介する細菌によって生じる腺ペストは、特に危険な感染症とされる。症状の特徴にリンパ節炎、発熱、中毒があり、死に至る可能性もある。