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ホワイトハウスはこの情報を認めたものの、トランプ政権高官によると、ゴルカ氏は自ら辞任を望んだわけではない。
今週前半、ハンガリー極右団体加盟を隠していた疑いについて、ゴルカ氏の調査をしているかどうかについて、民主党上院議員3名がトランプ政権に説明を要求していた。英国のハンガリー人家庭に生まれたゴルカ氏は今年1月、第二次世界対戦時のハンガリーでホルティ・ファシズム政権が授与していた勲章を身につけて公衆の前に現れたことでも議論を呼んだ。
ゴルカ氏は保守勢力の活動家で、インタビュー時の派手な発言でも有名。トランプ大統領の側近の一人とされており、自身も「大統領のピットブル(闘犬)」と名乗っていた。
トランプ大統領就任後7ヶ月間で政府高官の解任や辞任が相次ぐ中、ゴルカ氏もその一人に加わった。これまでにホワイトハウスを去ったのは、大統領首席補佐官のラインス・プリーバス氏、国家安全保障問題担当大統領補佐官のマイケル・フリン氏、大統領上級顧問のスティーブン・バノン氏など。広報部長を僅か10日で解任されたアンソニー・スカラムーチ氏は、同職の最短在任記録を塗り替えた。