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逮捕されたのは、さい帯血の販売業者である篠崎庸雄容疑者(52)とその妻、井上美奈子容疑者(59)、小谷治貴容疑者(36)、転売先の医療機関の責任者だった一般社団法人「さい帯血協会」理事坪秀祐(60)、「表参道首藤クリニック」院長で医師の首藤紳介容疑者(40)の計6人。
朝日新聞によると、警察は、首藤容疑者が国に治療計画を届けないまま全国の患者7人にさい帯血を移植した疑いがあるとして逮捕。さらに販売業者が無届け治療に関わったとして、共犯として立件した。
さい帯血はへその緒や胎盤に含まれる血液。種々の細胞のもとになる幹細胞が多く含まれていて、白血病治療などに用いられる。NHKによると、全国複数の医療機関が、がん治療や美容に効くとして無届けで投与していた。
朝日新聞やNHKが伝えるところ、警察などによると、今回移植されたさい帯血は、09年に経営破綻した民間さい帯血バンクが保管していた一部が、バンク株主だった篠崎容疑者に流されたもの。そこから篠崎容疑者を通じて首藤院長のクリニックなどに転売されたと見られる。
さい帯血を研究する高知大学先端医療学推進センターの相良祐輔名誉センター長は、さい帯血は厳重に管理されないと、施術時に感染症などを引き起こす可能性があると警告する。
先の報道によると、米放送局CNNは同サイト上に、ウクライナ特殊部隊が2011年に「ミサイル機密情報」を盗み出そうとした朝鮮民主主義人民共和国籍2名を逮捕した様子の録画映像を掲載した。