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共同通信によると、国連安全保障理事会は29日午後(日本時間30日午前)、日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した北朝鮮を巡り、非公開の緊急会合を開いた。緊急会合は日米韓の3カ国が開催を要請した。
米国のヘイリー国連大使は会合に先立ち記者団に対して、日本の上空を北朝鮮のミサイルが通過したことは「受け入れられない」と批判。中国とロシアに「われわれと一緒に動いてほしい」と語り、結束して強い態度で臨むよう求めた。
別所浩郎国連大使は「北朝鮮の進む方向を変えさせるための正しい方策を安保理が見つけるよう望む。日本は、もっと圧力をかけるべきだと考える」と述べた。
北朝鮮は現地時間で29日5時57分、首都ピョンヤン郊外のスナン(順安)から弾道ミサイルを発射。 ミサイルは高度550キロまで上昇し、東の方向に向けて2700キロを飛行し、日本領空を通過して太平洋上に落下した。