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リャプコフ氏は記者団に「北朝鮮は状況を不安定化させる挑発行為をやめるべきだ。だがそう言った後で、この長引く問題の唯一の解決策は、政治・外交的なものであると指摘せずにはいられない」と述べた。
リャプコフ氏によると、北朝鮮との現状ではあらゆる行動が政治的、軍事的爆発を引き起こす恐れがあり、北朝鮮との直接対話が前進する唯一の方法となる。
リャプコフ氏は「BRICSアモイサミットの最終文書には、実施された実験を激しく非難する文言が含まれている。だがこの宣言の一部は、前進するための唯一の道は全当事者の直接対話であることを定めている」と述べた。
リャプコフ氏によると、対話に関する現実的な提案をすることで北朝鮮に影響を与えることは可能であるが、同プロセスではその多くが米国にかかっている。同氏は「残念ながら米国は未だに外交手段を使って解決策を模索するよりも、制裁の言葉や、時には脅威の言葉で話す傾向が強い」と述べた。
北朝鮮は3日、大陸間弾道ミサイル用の水爆弾頭実験が成功したと発表した。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が自ら実験実施の命令に署名した。