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各国は核実験が制裁決議に明らかに違反していると強く非難。
緊急会合は、弾道ミサイル発射の度に開催を求めてきた日米韓だけでなく、常任理事国も英仏も要請。足並みをそろえることで、核実験が世界全体の脅威だと強く訴える狙いだと見られる。安保理として非難声明を発表する可能性もある。
日米は、北朝鮮の挑発行為を止めるために石油の輸出禁止など新たな制裁決議が必要だと主張。一方でロシアや中国は対話を重視するが、3日の核実験は強く非難する立場をとった。緊急会合では、北朝鮮に石油を多く輸出するロシアや中国が制裁強化案にどう反応するかが焦点となる。
石油禁輸のほか、制裁強化として繊維製品の輸出制限や北朝鮮籍の労働者受け入れ禁止も検討される。
先の報道によると、河野外務大臣は、北朝鮮が挑発行為を改めない場合、新たな制裁を検討していると述べた上で、石油禁輸も選択肢の1つであり、石油の輸出禁止にはロシアと中国が同意する必要があるとの見方を示した。