スプートニク日本
プーチン大統領は、ウラジオストクで開かれている東方経済フォーラムの場で行われた文大統領との会談を総括し、「もちろん会談では朝鮮半島情勢に著しい注意が払われた。9月4日の電話会談で始まった北朝鮮の新たな核実験によって激しく悪化した状況の議論を続けた。私は文氏に、我々は北朝鮮を核保有国として認めないという、我々の原則的な立場を確認した。北朝鮮のミサイル・核プログラムは、国連安全保障理事会決議に大きく違反しており、核不拡散体制を壊し、北東アジアの安全保障を脅かしている」と述べた。
プーチン大統領は、8月29日と9月4日の国連安保理の議長声明をロシアが支持したのはそのためだと述べ、国連安保理の緊急会合では、北朝鮮が行った核爆発装置の実験が断固として非難されたと言及した。
プーチン大統領と韓国の文大統領との会談は東方経済フォーラムのフィールドで実施された。両首脳は北朝鮮問題をはじめとする卑近な国際問題を討議した。
プーチン大統領は会談を総括した記者会見で「会談は内容の濃い、建設的なものだった。二国間関係の状態と見通しを詳細に討議し、焦眉の地域、国際問題を話し合った」と語っている。