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決議の原案は、追加の制裁とされる北朝鮮への石油や天然ガスの全面的な禁輸や、金正恩朝鮮労働党委員長の海外の資産を凍結し渡航も禁止するとしている。また、原則として各国が北朝鮮労働者の雇用や、北朝鮮企業と合弁事業を行うことも禁止。
共同通信の報道によると、追加制裁は核・ミサイル開発の資金遮断が目的だが、北朝鮮政府の活動のほか、市民生活にも影響を及ぼす厳しい内容。
ロシアと中国は、朝鮮半島問題を解決するためのロードマップ(「ダブル・フリーズ」プラン)を作成した。露中は特に、北朝鮮に対しては核実験とミサイル発射のモラトリアム宣言を、韓国と米国には地域での演習を控えるよう提案した。これらの提案は、すでにドイツをはじめとした複数の国の支持を受けた。一方、米国はいつものように北朝鮮問題の解決では軍事的手段を含むすべての選択肢が検討されているとの声明を表している。
先の報道によると、プーチン大統領は6日、韓国の文大統領との会談で「現在、今までにはないほど冷静さを発揮し緊張エスカレートにつながる歩みを回避せねばならない。」語っている。