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第7艦隊の管轄海域では今年に入り、6月17日に静岡県南伊豆町の石廊崎から約20キロの沖合で、イージス艦「フィッツジェラルド」とコンテナ船が衝突し、 先月21日に別のイージス艦「ジョン・S・マケイン」がシンガポール沖で商船「アルニックMC」と衝突するなど、米艦の事故が4件発生。
これを受け、米議会下院で7日に公聴会が開催され、政府監査院の幹部が海軍の調査結果に関して証言し、一連の事故原因は不明だとした。また、日本に配備されている艦艇について「積極的な運用で海軍のプレゼンスは上がっているが、代償もある」と指摘。さらに、派遣期間が長期化する一方、訓練時間が少なく、要員の任務にあたる時間も長くなり、週100時間を超える水兵もいると指摘し、それによる悪影響が全体の即応能力の低下につながっていると強調し、改善を求めた。