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民主政誕生の地であるプニクスの丘で、マクロン大統領はEUの民主主義や将来像について自身が思い描くイメージを語った。演説の冒頭はギリシア語で始め、その後フランス語に切り替えて話した。
マクロン大統領はヨーロッパの不成功を指摘しながら、「将来のヨーロッパのロードマップを提案したい。新ヨーロッパに関する話し合いを閉じた扉の向こう側で行うのをやめたとき、私は新しい方法を提案したいと思う。我々は全ての国で2018年の新たな目標を打ち立てるべきで、民衆は望むべきヨーロッパの姿について協議をするだろう。6か月にわたり国民会議が開かれ、欧州選挙のための共通名簿が作成され、ユーロ圏議会が設立される見通しだ」と述べた。
大統領はまた、ポピュリズム的な国民投票で民衆の賛否を問う一方で、国民投票の実施を恐れるというジレンマから脱するべきだと主張した。
先の報道によると、英国のジョンソン外相は、英国はEU離脱(Brexit)後にアジア太平洋地域でより大きな役割を担う計画であり、必要であれば地域に英軍を配備する用意もあると表明した。