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「2週間中は太陽フレアの影響なし」 ロシアの専門家

© NASA/SDO太陽フレア
太陽フレア - Sputnik 日本
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太陽をX線で観測している研究所の主任研究員を務めるセルゲイ・ボガチョフ氏は、「今回新たに発生した大規模な『太陽フレア』は、これからおよそ2週間のうちは地球に影響を及ぼすことはないだろう」との見解を示し、その理由として「地球から見た太陽表面の活動が活発な領域の移動」を挙げている。

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ボガチョフ氏によると、太陽の自転周期は27日。今回太陽フレアが発生している活動が活発な領域は、地球から見た場合その位置を現在移動させており、2、3日後には太陽面の向こう側に移るという。

この領域で大規模な太陽フレアが続く場合は、地球のある側とは反対方向を向いた太陽表面で発生することになる。

また、今回4日に起きたような大規模な太陽フレアが発生した後、太陽は余分なエネルギーを放出して、その後は活動が「沈静化」するはずだと以前は考えられていたが、7日8日に再び太陽フレアが発生し現在に至るまで収束していないという。

ボガチョフ氏は、これは太陽が内部のエネルギーを使い果たしておらず、そのエネルギーが表面に現れ続けていることの証拠である、と考えており、2週間後に何が起こるかということについて予想することはできないと述べている。

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